登喜蔵さん

◆お知らせ

薇(ぜんまい)白鳥織り

昨年、織り部屋で「薇(ぜんまい)白鳥織り」の話になりました私はそのあたりの知識がなく、先輩たちの話を聞くに明治~昭和初期頃まで東北地方でよく織られていた生地で当時寒さ厳しい東北で、綿花の収穫も少ない中豊富にある山菜の1つ「薇(ぜんまい)」に付く綿に着目物のなかった時代、木綿わたと薇わたをあわせそこへ海をわたってくる白鳥や水鳥の綿毛を織り込んで温かい生地を織っていたそうです 時は2023年100年以...
◆雑記

登喜蔵さんとの思い出

今日、ご家族から15日に登喜蔵さん亡くなられた正式な公表がありました 登喜蔵さんは原始的な糸紡ぎの「ずり出し」という手法で草木染した繭から糸を生み出しそれらを手織りされてた伝承者であり作家さんでした写真の登喜蔵さんが着用されてるお着物は染と織り全てご自分でされたもの2021年2月にClubhouseを始めた時に何か織りの話ができればとフォローさせて頂いて私が通称「織り部屋」と呼ばれる部屋を開いたほ...
◆製作中

横糸巻き

ストール6本分、シャトルに乗せる横糸を巻いてたら1日が終わってしまった(笑)・青緑はモモンガコート用に元々巻いてあったもの・茶は難なく巻き終わり・赤も難なく巻き終わり・白でどえらい時間を取られるの巻…複数本を引き揃えている白はシルク織り部屋で登喜蔵さんとも話してたのだけど引き出すそれぞれのシルクの巻かれてる状態によって少しずつ糸が出る速度が違うため、歪みが出て一つに纏められた時に弛みの原因になる糸...
◆製作中

カシミヤ狂想曲

綜絖(そうこう)通し残りの80本→筬(おさ)へ約800本通し強い力で切れてしまいやすいカシミヤ糸なのでみちえせんせーと登喜蔵さんにアドバイスを貰って久しぶりにムカデ(均一に縦糸を張るための道具)を利用して縦糸を張り、なんとか織れる所まできました!嬉しくて約5cm織って「まずまず」だと思ってたら1本筬通し間違ってる!!!ウワァァァヽ(`Д´)ノァァァン!横糸戻すものの、糸との摩擦で縦糸が切れそうで怖...
◆製作中

一撃を喰らう

今日も日速200cm目指して進行4本目120→180cm、5本目の0→140cmと進めば200cmになる為110cm辺りから追い上げを開始し130cm付近に来た時シャトルの圧で縦糸が切れた…基本着れる可能性が低いレーヨンのラメ糸。うわ…となったものの、糸継ぎの目星をつけてから気を取り直してシャ〜っとシャトルを数回入れたら次は黒のウール糸が切れてやる気を失った(笑)時間は18:58辺りでした。登喜蔵...
◆製作中

6本立てで整経

細めの糸で約700本整経(せいけい/縦糸作り)あまり長時間姿勢固定での整経は腰やお尻の負担も大きいので前日に登喜蔵さんに相談して、複数本立てで一気に整経することに。登喜蔵さん案で当初8本×約90回くらいで行く予定だったけど写真2枚目のカゴにいれて回すには6本が限界だったのと整経数が6でも割り切れる本数だった事もあり、6本立てで進行!早い…早いぞ…いつもの6倍という速度が早すぎてウケる(笑)これまで...
イベントその他

きものサローネ2日目

きものサローネ2日目お疲れ様でした!!!初めての大型和装向けイベントへの参加でみちえせんせーと、yayaさんと3人で孤独な戦いを乗り切る事になるのかと構えてた所もあったけど登喜蔵さんご夫妻を始め沢山の方に支えて頂きながらめっちゃ楽しく結果も残せるイベントとなって良かったです(*´ω`*)2日間立ちっぱなしでホント疲れました(笑)普段織りとか制作作業で座りっぱな人には過酷でした…毎回イベントはこんな...
◆製作中

静電気対策・その後

静電気対策でなんとか縦のシルクの糸に水分を与えられないかとあれこれ登喜蔵さんの意見などを聞きながら自分の1番やりやすい方法『水を含ませたキッチンペーパーを置く』事に落ち着きました!早速やってみたら、静電気に作業の邪魔全くされなくなって綾織りでもめっちゃ速度出る(笑)前から言ってるけど先輩のアドバイスは本当に有難いね『昔からそうだから、それをやれ』って言うんじゃなくて数ある手段の中の1つの選択肢とし...
◆製作中

記録更新!?

極細シルク、目がチカチカしてウケる…ウケる…(遠い目664本しか整形した記憶がないのに何故か筬に通してみたら708本あって自分の目を疑ったけど71cm幅の筬で良かった(笑)cm10本通せる71cm筬のギリギリほぼ端から端まで通して無理くり織れる状態まで持ってきたった!作業数多過ぎてずっと下向いてたから腰が死ぬかと思った…↓ここからは機織りしてる人じゃないと分からない話になりますがシャクト公式は『織...
◆製作中

4本目終わり

4本目は濃いめのパッションピンクで(写真だとかなり明るく出てるけど、実際はかなり暗め)14:30→ほぼ21時で0cmスタートからの205cm登喜蔵さんに『そもそも洋機(ようばた/海外の織機の事)は日本人の身体のサイズに合ってないのに幅68cmを1日で205cm織る彼女はバケモンや』みたいに言われるの巻(褒め言葉あざーっす!!!(笑))両手を広げて6時間維持するみたいなものなので遂にパワー型?バイオ...
◆雑記

羽子板考察2

昨日の事になるけど、本当に有難い事に「羽子板」と言ってたら織り部屋にいつも来て下さってる丹後織り作家の登喜蔵さんが羽子板を実際に使われている作家さんを呼んでご紹介いただき直接必要性や疑問点の質問をさせて頂ける機会に恵まれて私の疑問に関しては無事解決ました!羽子板は写真の通り穴が平行ではなく互い違いにズラして配置非常に効率が良いアイテムなのは先日も書いたところ。それを18本それぞれ綜絖や筬に通すので...